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活動記録(2017年・2018年)


第73回例会 2017年3月21日(火) 京都女子大学(F校舎)

 分科会(10時~12時)

◎類似表現分科会 会場:F-111
◎第二言語習得論分科会 会場:F-109
 일본어 「-テイル」를 이용한 한국어 「-고 있-」・「-어 있-」의 교육 방안(睦宗均)
◎情報処理分科会 会場:F-110

 研究発表(13時30分~18時) F-201(模擬法廷)

開会挨拶 
世話人会報告
分科会報告

研究発表
1.崔泰源・南潤珍(東京外国語大学)
題目: 대학의 한국어 수업에서의 ‘협동’의 가능성에 대하여
   (大学の朝鮮語授業における「協働」の可能性について)
要旨: 진정한 의미의 커뮤니케이션 능력 계발을 통한 글로벌 인재 육성을 강조하는 최근의 외국어 교육의 흐름 속에서 새롭게 주목되는 능력 가운데 하나가 ‘협동력’이다. 본 발표에서는 이 협동력을 두 가지 관점에서 접근하고자 한다. 하나는 그룹 활동을 통한 학생 주도적인 학습에 있어서의 협동력의 문제이며 다른 하나는 복수의 수업이 동시에 진행되는 대학의 한국어 전공 과정에 있어서 수업과 수업의 연계를 통한 협동의 문제이다.
 발표는 1) 외국어 교육에서의 ‘협동’의 의미에 대한 원론적인 고찰 2) 발표자들이 공동으로 실천한 수업 내용 소개 3) 학생의 ‘협동’과 교사의 ‘협동’이라는 두 가지 측면에서 조감한 실천 결과의 평가 및 반성 4) 앞으로의 과제와 방향성 제안 등으로 구성된다.
 최근 외국어 교육 전반에서 활발하게 논의되고 있는 커뮤니케이션 능력 배양, 글로벌 인재 육성, 사회적 연계 등의 문제를, 한정된 범위 안에서이기는 하지만, 실제 경험을 바탕으로 음미해 보고, 실천과정에서 드러난 구체적인 문제와 과제를 검토함으로써 앞으로의 발전적인 논의를 활성화하는 계기가 되고자 한다.

2.長谷川由起子(九州産業大学)
題目: アメリカの韓国語教育-ロサンゼルスを中心に-
   (미국의 한국어 교육 -로스앤젤리스를 중심으로-)
要旨: 日本の韓国語教育関係者は、日本と韓国以外の地域における韓国語教育について、情報も関心もあまりなかったのではないだろうか。発表者は2016年10~12月の3 カ月間、国外研修プログラムによりアメリカ・ロサンゼルスに滞在し、UCLAを拠 点に韓国語教育関係者や関連施設に頻繁に接触、授業参観も多数行った。本発表 は、そこで見聞した現状を報告するとともに、なかでも特に注目したロサンゼル スの公立学校で行われているDual Language Education Program(DLP)を紹介し たい。DLPは、アメリカ社会と教育行政が揺れ動く中、教育現場と研究者の協力 の積み重ねの上に発展してきたプログラムで、多文化社会の長い歴史と経験を持 つアメリカならではのダイナミックな教育実践である。日本とアメリカとでは社 会的背景が違い過ぎるとはいえ、多文化社会化が進むのは必至である日本にとっ ても、その考え方や方法論は参考になると考える。

アクセスマップ

 発表風景

【発表風景】
発表風景 南先生.jpg

【質疑応答】
質疑応答 南先生.jpg

【質疑応答】
質疑応答 南先生2.jpg

【発表風景】
発表風景 長谷川先生.jpg

 懇親会

山内農場(京都駅前店)
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第74回例会 2017年6月11日(日) キャンパスプラザ京都

※会場:キャンパスプラザ京都
  〒600-8216 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
  電話: 075-353-9111
  アクセスマップ

 分科会(10時~12時)

◎類似表現分科会 会場:5階 第2演習室
  内容: 「-롭다と-스럽다について」
◎第二言語習得論分科会 会場:5階 第3演習室
  報告者:清水孝司
  内容: 「日本語と韓国語の主題マーカーの差異について」
◎情報処理分科会 不開催
◎文化論分科会 不開催

 総会と研究発表(13時30分~18時)会場:4階 第2講義室

開会挨拶 
会員総会
世話人会報告
分科会報告

研究発表
1.伊藤貴祥(龍谷大学)
題目:「韓国語における英語起源借用語の類型研究」
    (한국어의 영어기원 차용어 유형연구)
要旨:本発表の目的は、韓国語の英語起源借用語を、その発音を決定する規則によって分類することにある。英語起源借用語は一般的に、国立国語院が定めた外来語表記法に沿った表記・発音を持つ単語と、それ以外の「慣用的な」表記・発音を持つ単語に分類されることが多い。前者は英語の発音を元に借用語の表記と発音を決定する、いわば「音声借用」である。後者は日本語を介した二重借用の結果として説明されることが多いが、本発表では「綴字借用」という概念によってこれらの発音の特徴を説明しようと試みる。「音声借用」と「綴字借用」による分析の結果、英語起源借用語の大部分は音声借用語か綴字借用語のどちらかに分類されることが明らかになった。また、借用語の発音が中間的な性質を帯びる場合には、子音には音声借用、母音には綴字借用が適用される傾向があることも明らかになった。

2.印省熙(早稲田大学)
題目:「アクティブラーニングの実践について」
   (액티브 러닝의 실천에 대하여)
要旨:本報告者は大学のFDプログラムの一環として米国の大学におけるアクティブラーニングについての研修を受け、昨年一年間、韓国語授業においてその実践を試みた。初級の授業ではアウトプット中心の対話型の授業を、中級・中上級・上級の授業では発表型の授業実践を試みた。なおすべての授業では、スライドやPPTの使用、ドラマ映像や歌の使用など視覚・聴覚に訴える副教材の使用を多く試みた。本発表では、それぞれの授業の実践例を紹介し、その長所と短所、学生の反応について報告し、日本と米国の教育環境の違いのなか、韓国語の授業において今後どのような授業運営が可能であり、また必要であるかについて意見交換を行いたい。

 発表風景

【会場風景】
第74回 会場風景.jpg

【発表風景】
第74回 発表風景  伊藤先生.jpg

【発表風景】
第74回 発表風景 印先生.jpg

【質疑応答】
第74回 質疑応答.jpg

 懇親会

酔心(京都駅前店)

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第75回例会 2017年9月17日(日) 早稲田大学 文学学術院(戸山キャンパス)

 分科会(10時~12時)

◎類似表現分科会 
 「韓国語成分副詞の語順教育について」(報告者:金世朗)「‘-롭다’ と‘-스럽다’について②」 会場:36号館 5階581教室
◎第二言語習得論分科会 
 <잘>と<よく>の対照分析から語彙教育を考える(報告者:丹羽裕美) 会場:36号館 6階681教室
◎情報処理分科会 
 ワークショップ「21世紀世宗計画コーパスの検索について」 会場:36号館 5階582教室

 研究発表(13時30分~18時) 36号館 6階 681教室 ;

開会挨拶 
世話人会報告
分科会報告

研究発表
1.睦 宗均(近畿大学)
題目: 時間副詞 <갓(Gas)>のモダリティ
   (시간부사 <갓(Gas)>의 양태성)
要旨: (1)a. 쌍둥이면 서로 닮기가 십상인데 갓 태어난 두 아이는 남녀 각각에 생긴 것도 각각이었다. (A-129)
     b.주티의 화장실에는 갓 스물의 젊은이가 두 사람 새로 배치되었다. (A-344)
예문 (1)과 같은 한국어의 부사 <갓>은, 해당 사건이 발화시 직전에 일어났음을 나타내는 시간부사로 알려져 있는데,본 연구에서는 (1)과 같은 시간부사 <갓>이 가지는 양태성에 대해 명확하게 규명함을 그 목적으로 한다. 이와 같은 본 연구의 목적 달성을 위해, 본 연구에서는 고려대학교에서 제공하는 현대한국어 용례 검색기에서 추출한 용례를 중심으로 해당 언어 현상을 고찰해 갈 것이며, 이와 같은 고찰 결과를 바탕으로 <갓> 구문의 성립 조건도 함께 살펴보고자 한다.

2.中川正臣(目白大学客員研究員)
題目: 「夢と目標を韓国語で語ろう」プロジェクトの実践研究
   ('꿈과 목표를 한국어로 이야기하자'프로젝트의 실천 연구)
要旨: 近年、韓国語教育における学習環境は多様化している。この多様化は従来の韓国語教育のように「日本語母語話者に対する韓国語教育」、「日本の大学における韓国語教育」といった教育をひと括りにした理論化、モデル化では対応できないことを意味している。筆者は、教育の多様化に対応するには、個々の教育現場とそこで行われる授業実践から立ち上がる理論にも目を向ける必要があると考える。実践からの理論化に目を向けた研究が実践研究である。本稿では、まず、実践研究を韓国語教育に取り入れることで教育研究において何が可能になるかを明らかにした上で、日本の大学で行われた、ある授業実践を批判的な視点で分析する。そこで浮き彫りになった学習成果を可視化し、授業実践のリソース化を目指す。

3.須賀井義教・小島大輝(近畿大学・総合社会学部/文芸学部)
題目: 韓国語の授業におけるウェブサービスの活用事例【事例紹介・報告】
   (한국어 수업에서 이용할 수 있는 웹 서비스 소개)
要旨: 近年、語学学習に役立つウェブサービスやアプリケーションなどが多く開発されており、無料で利用できるものも多々ある。これらのサービスは授業外の自律的な学習に活用できるだけでなく、授業内で教室全体を巻き込んだ活動や、協同学習のためのツールとして用いることも可能である。本報告ではこうしたサービスのうち、Quizlet(https://quizlet.com/)とKahoot!(https://kahoot.it/)を取り上げ、実際に授業で活用する方法や実践例について紹介する。

 発表風景

【発表風景1】
第75回 発表風景1.jpg

【発表風景2】
第75回 発表風景2.jpg

【発表風景3】
第75回 発表風景3.jpg

 懇親会

大韓民国(新大久保の職安通り)

第76回例会 近畿大学


日時:2017年12月17日(日)
会場:近畿大学 東大阪キャンパスA館(〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1)

 分科会(10時~12時)

◎情報処理分科会 A311教室 「21世紀世宗計画コーパスの検索について②」
◎類似表現分科会 A312教室 「’-롭다’と'-스럽다'について③」

 研究発表(13時30分~18時)

開会挨拶 
世話人会報告
分科会報告

研究発表
1. 河正一・金井勇人(埼玉大学)
題目: 記憶指示の「저」についての一考察
    (기억지시 [저] 에 관한 일고찰)
要旨: 「저」による記憶指示は従来、「百科事典的知識であり、具体的には歴史上有名な人物や文化遺産に関する知識(金2006:108,例文も)」を指示する、と考えられてきた。(1)저(あの)빛나는(輝かしい)백제(百済の)문화(文化)!本発表は、この「저」による記憶指示の実態をより明確にし、「저」による記憶指示を統一的に説明することを目的とする。例えば、(2)오빠(お兄さん)의(の)그/저(あの)술(酒)버릇(癖)에(に)는(は)질렸어(呆れたよ). において、「그」で指した場合の「酒癖」は単純な記憶内の対象であるにとどまるが、「저」で指した場合の「酒癖」は、嫌悪感などの何らかの感情を伴って捉え直されている。このような事例の分析から、本発表では、「저」による記憶指示を「話し手の記憶の深部に定着している対象を何らかの感情を以って捉え直す」ものと考える。すると(1)の例は、話し手(を含む多くの人々)の記憶内の対象「百済の文化」を、歴史に対する驚嘆の感情を以って捉え直すものと考えられる。


2.遠藤正承・山下誠(神奈川県立横浜翠嵐高校・神奈川県立大師高等学校)
題目: 多言語連携による高校外国語単元指導案作成の試み
   (다언어 제휴에 의한 고교 외국어단원 지도안 작성의 시도)
要旨: 英語を対象に実施されてきた文部科学省外国語教育強化地域拠点事業が、それ以外の外国語に拡大された今年度、3大学が管理者の指定を受けた。このうち、慶應義塾大学は神奈川県公私立4高校を研究指定校とし、中韓独仏西語教員の協働による単元指導案の開発を行っている。その取組にあたっては、(1)「新学習指導要領」における3つの学力、および外国語学習の5領域に基づいて目標を設定すること、(2)「外国語学習のめやす」が推奨するバックワードデザイン(逆向き設計)による授業づくりを目指すこととした。その結果、いずれの言語においても、オーセンティシティーを確保したコミュニケーション活動をゴールとする単元指導案が作成された。韓国朝鮮語では、横浜翠嵐高校(定)の学習2年目のクラスで実施した、「私の関心のある人」について発表する活動をゴールとした授業実施を、本研究の主旨を踏まえて点検し、再構築した単元指導案を作成した。また、多言語間で研究活動のプロセスを共有したことにより、外国語教育の授業づくりにおける共通の方法と意義を見出すための手掛かりを得ることができた。


3.李煕卿(久留米大学)
題目: 大学の韓国語授業における学習ポートフォリオの活用
   (대학의 한국어 수업에서의 학습 포트폴리오 활용)
要旨: 本発表では、大学における韓国語の授業で学習者自ら能動的に学習に取り組む力を育成するための学習者参加型授業をめざすなかで、学習者が自らの学習過程をいつでも確認できる「学習ポートフォリオ」の活用を試みた授業例を報告する。今回の「学習ポートフォリオ」の活用は、学習者が毎回の授業で「ふりかえシート」を書くことで、自ら事前・事後学習の必要性に気づき、また、学生と教員との双方向授業をめざしてコミュニケーションをとることにもつながっている。学習者の1学期または1年間の学習成果を「見える化」できる「学習ポートフォリオ」の活用について、筆者は授業でどのような成果が出たか詳しく述べたい。


懇親会 18:30〜20:30
京風個室居酒屋 一期一会 布施店

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