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例会8

活動記録(2015年・2016年)


第65回例会 2015年03月20日(金)

 -会場:休暇村 指宿 
◎住所:〒891-0404 鹿児島県指宿市東方10445
 電話:0993-22-3211
会場案内

【PDF版】(左クリックで表示,右クリックでダウンロード)
その1 http://jakle.sakura.ne.jp/images/Ibusuki-1.pdf
その2 http://jakle.sakura.ne.jp/images/Ibusuki-2.pdf

1.午前の部(10時〜12時)
◎朝鮮語教育ワークショップ
 進行係:阪堂千津子
 「コミュニケーション能力向上のための会話授業」

2.午後の部(13時〜17時)
◎印省熙(早稲田大学)
 【タイトル】直接法による模擬授業紹介
 【要旨】 初級後半(1年間、週2回、90時間学習後)の日本語母語話者韓国語学習者の3人の大学生を対象に、主題「提案すること」、目標文法「V(으)ㄹ까요?」の習得を目標に韓国語による授業を試みた。
 授業前の「教案」作成、「教案」に沿った模擬授業実施、模擬授業後の「評価」に至る過程を実際の教案と模擬授業のビデオ映像を用いて紹介し、教案作りの注意点、実際の授業運営の方法(授業の進め方、板書の仕方、プリントの使い方、学生のドリルのさせ方、予期せぬ反応への対処の仕方等々)や、授業後の評価や反省点、直接法による授業運営の是非などについて、意見交換を行いたい。

◎목종균(近畿大学)
 【タイトル】결과상과 동사의 범주적 의미(結果相と動詞の範疇的意味)
 【要旨】현대 한국어의 결과상은 아래와 같이 ‘-어 있-’과 ‘-고2 있-’이라는 두 종류의 문법형태소에 의해 실현되는데 전자는 ‘오다’와 같은 자동사와 결합하고 후자는 ‘입다’와 같은 타동사와 결합한다.

(1) 철수가 앉아 있다.
(2) 철수가 한복을 입고2 있다.

 한국어의 결과상은 위와 같은 통사적인 제약 속에서 실현되는데 그렇다고 모든 자동사와 타동사가 이들 문법형태소와 결합해 결과상을 실현하는 것은 아니다. 이는 곧 ‘-어 있-’, ‘-고2 있-’보다 동사의 범주적 의미가 결과상과 깊은 관련을 갖고 있음을 의미한다.
 본발표는 ‘-어 있-’과 ‘-고2 있-’이 형태는 다르지만 동일한 의미제약을 갖는다고 가정, ‘주체의 변화결과’라는 범주적 의미를 갖는 동사가 이들 형태소와 결합함을 밝혔다. 그리고 이들 문법형태소가 상보적 분포를 갖는 변이형태임을 밝혔다.

◎油谷幸利(同志社大学)
 【タイトル】朝鮮語研究と私
 【要旨】1978年より現在に至る36年間の朝鮮語研究および朝鮮語教育を振り返ってみたい。内容は以下の通り。1.文法研究,2.語彙研究と辞書,3.情報処理,4.教材開発, 5.CALL教材の開発と教授法,6.対照研究

3.夕方の部(17時〜18時)
◎斉藤信浩(九州大学)
 【タイトル】統計ワークショップ t検定を学ぶ ー平均値の差の検定ー  *SPSSの入ったノートパソコンをお持ちの方はご持参頂けるとより理解が深まります。数台は発表者が用意致します。

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第66回例会 2015年6月21日(日) 京都女子大学

 -会場:京都女子大学
(〒605-8501 京都府京都市東山区今熊野北日吉町35番地 )
アクセスマップ 

 -日時:2015年6月21日(日)10時~17時30分

  午前 ―分科会―(午前10時~12時)

   第42回 第二言語習得論分科会 Y校舎 206
   第36回 類似表現分科会 Y校舎 207
   第20回 情報処理分科会  Y校舎 208

  午後 ―総会と例会― (午後1時~5時30分)

 Y校舎201講義室

 会員総会

 分科会報告

 世話人会報告

 研究発表
発表1:河 正一(高崎経済大学地域政策学部非常勤講師)
 「敬語の過剰使用に関する日韓対照研究 경어의 과잉사용에 관한 일한대조연구」
 発表要旨:本発表では、敬語の過剰使用(以下、過剰敬語とする)を自然な言葉の変化の過程であると捉え、日韓両言語における過剰敬語とは何か、すなわちどういう敬語使用が過剰敬語となるか、また両言語では、どういう過剰敬語が見られるかについて論じる。そして、過剰敬語が社会全般に広まる原因について、統語論的・語用論的・社会言語学的側面から分析を試みる。
  【発表風景1】
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  【発表風景2】
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発表2:印 省熙(早稲田大学)
 「上級学習者の作文を資料とする韓国語誤用分析の試み」
 発表要旨:本報告者は、大学で学ぶ韓国語学習者、特に上級レベルの学習者の作文から収集した誤用例を用いて、誤用分析を試みた。誤用資料の集め方、分析の方法、誤用判断の適正性など、誤用分析の方法について今回の報告を通して検証を行いたい。
   なお今回の作文資料(上級レベルの二つの授業の受講者、述べ人数32人、異なり人数28人の1回分の提出作文)の誤用例775例の分析の結果、上級学習者においては「ガ格」や「ヲ格」の使用の不足や「ハ格」の誤用が多く、話し言葉での助詞の不使用現象がそのまま書き言葉にも現れている現象が見られた。そのほか学習者には、連体形の誤用、特に現在連体形の誤用が目立ち、なお副詞の「너무」の過剰使用や「수업을 받다」など日本語直訳の誤用が上級においても多くみられた。限られた資料ではあるが、これらの誤用例を通し、上級学習者の学習上の困難点や誤用を防ぐための方案などについても意見交換を行いたい。
  【発表風景3】
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  【発表風景4】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/IMG_3453.JPG
 懇親会
旬彩酒房 酔心(京都駅前店)
京都市下区烏丸通七条ル東塩小路町 719 SK ビル B1F ・B2F(京都タワービル東向い
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第67回例会 2015年9月12日(土) 早稲田大学

 -会場:早稲田大学 文学学術院(戸山キャンパス)

(地下鉄 東西線 早稲田駅 2番出口より徒歩5分、JR 高田馬場駅より徒歩20分)
アクセスマップ 

 -日時:2015年9月12日(土)10時~18時

  ―分科会―(10時~12時)

   第1会場(36号館 6階681教室)第37回 類似表現分科会(世話人:金京子) 
      「「-고 나서(ko naso)」についての教育」
   第2会場(36号館 6階682教室)第43回 第二言語習得論分科会(世話人:印省煕) 
      「韓国語入門から中級までの授業紹介」
   第3会場(36号館 7階3703教室)統計分科会(世話人:斉藤信浩)
      「回帰分析による研究手法の紹介」 

13:00~ 受付開始(36 号館6 階 681 教室前)

  ―研究発表― (13時30分~18時)

 36号館 6階 681
開会挨拶 長谷川由起子 世話人代表
世話人会報告
分科会報告

1.孫ミナ(東京外国語大学博士後期課程)
「韓国語教育における韓国語の‘-기(가) 쉽다’と日本語の「~しやすい」の考察」
 本発表は韓国語の教育の観点から韓国語の‘-기(가) 쉽다’と日本語の「~しやすい」がどのような点で類似しており,どのような点で相違しているのかについて考察し、各々のもつ意味を明らかにすることを目的とする.
 韓国語の‘-기(가) 쉽다’と日本語の「~しやすい」は両者ともに①「~することがたやすい」,「~が簡単に出来る」という意味と②「ともすればそうなる傾向がある」,「そうなりがちである」という意味を表している.
 しかし,日本語の「~しやすい」が①の意味を表す場合,接尾辞的に働きかけ概ね動詞と結合することが出来るのに対し,韓国語の‘-기(가) 쉽다’が①の意味を表す場合は結合することが出来る動詞に制限があり,‘-기 좋다’あるいは‘-기 편하다’と結合し①の意味を表していると考えられる.
 韓国語の‘-기(가) 쉽다’が②の意味を表す場合,肯定的意味より否定的な状態または状況への「そうなりがちである」,「可能性が高い」という意味を表しており,おおむね‘-기 십상이다’あるいは‘-기(가) 일쑤이다’ に置き換えることが出来る.


&name(photo67);   【発表風景1】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/12Sep15-1.jpeg

  【発表風景2】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/12Sep15-2.jpeg
2.李熙卿(久留米大学 外国語教育研究所)
”대학 교양 한국어 수업에서의 통합 교수 방안” (大学の教養韓国語科目における4技能の総合的な育成を目指して)
 최근 몇 년 전부터 문부성에서는‘글로벌 인재’ 육성을 위해 힘을 기울이고 있다. 그 구체적인 목표 중의 하나로 ‘어학력과 커뮤니케이션 능력’을 들고 있는데, 문부성의 이러한 교육 방침을 따르게 된다면 한국어 교육 또한 커뮤니케이션 능력 향상을 목표로 한 교육이 이루어져야 할 것이다. 그러나 한 설문조사에 의하면 대학에서의 교양 한국어 교육은 아직까지 교사가 중심인 문법과 독해 중심의 교육이 더 많이 이루어지고 있다고 한다.
 본 발표에서는 문법과 독해 중심의 교육에 그치지 않고 학습자의 커뮤니케이션 능력 향상을 목표로 하여 말하기, 듣기, 읽기, 쓰기의 네 기능으로 연계하면서 통합적으로 교육하는 실제적인 수업의 예를 제시하고자 한다.


  【発表風景3】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/12Sep15-4.jpeg

  【発表風景4】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/12Sep15-5.jpeg
3.中川正臣(目白大学・東海大学)
「交流授業を通じて学習者は何を学んでいるのか」
 本発表は、韓国語学習者が「留学生との交流活動を通じて得た学び」を明らかにすることを目的とする。近年、外国語教育では、社会構成主義を理論的根拠とした「真のコミュニケーション活動を通じた学び」が提起され、言語や文化に関わる能力は勿論、協働力や高次思考力など、コミュニケーションを成り立たせる総合的コミュニケーション能力の向上を目指した授業が提案されている。真のコミュニケーション活動を取り入れた授業は、ロールプレイなどの擬似的活動を超え、学習目的の明確化を図りながらコミュニケーション活動の中で能力を習得していくことを可能にする。しかし、一方で、韓国語教育においては実践研究の少なく、学習者がコミュニケーション活動の中で何を習得しているのかは明らかになっていない。!
 本発表では学習者と韓国語母語話者の談話分析や振り返りシートの記載内容、学習者に対するインタビューの結果をもとにその実態を明らかにし、今後の課題を示す。

  【発表風景5】
http://jakle.sakura.ne.jp/images/12Sep15-3.jpeg

  懇親会

新大久保「大韓民国」 一般3500 円,学生3000 円
東京都新宿区新大久保1-12-27 1F(TEL:03-5292-4448)
(JR 新大久保駅より歩8 分,都営大江戸線東新宿駅A1 出口より歩2 分)
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