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私ども朝鮮語教育学会(Japan Society of Korean Language Education)は韓国国際交流財団(Korea Foundation)と共同で、日本全国の大学・高等学校等における韓国語教育の実情調査を実施することになりました。これまでに大規模に実施された韓国語教育の実情調査としては、国際文化フォーラム(2005)が知られていますが、それ以来、全国規模の詳細な調査は残念ながら行われていません。その間、韓国語教育/学習状況が大きく変化したという実感はあるものの、それを示す客観的データがないのが現状です。
今後、韓国語教育を振興し発展させるには、まず教育現場の実情を把握する必要があります。ドイツ語やフランス語の場合、それぞれの学会が中心となって5年から10年のサイクルで全国調査を行っており、日本語教育界では3年おきに全世界における教育/学習の実情調査が実施されています。本調査は国際文化フォーラム(2005)以来の韓国語教育に関する大規模調査であり、2019年度は100の大学と50の高校を目標とし、次年度以降、さらに範囲を拡大して調査を行っていく計画です。近年、外国語教育の中でも大きな位置を占めるに至った韓国語教育の詳しい実情を明らかにすることによって、韓国語教育の質的向上を図るとともに、外国語教育全般の発展に寄与することができると確信しています。
今回、特に大学の実情調査をするに際し、調査にご協力頂く方にはできるだけ負担をおかけしないよう、シンプルな設問にしたいところでしたが、先行してサンプル調査を実施したところ、大学ごとに、また大学内でも、外国語教育の体制は複雑で多様であるため、質問項目を細分化せざるを得ませんでした。ご回答いただくためには、他の部署とご協力いただき資料を準備いただく等のご負担をおかけすることになろうかと思いますが、今後の韓国語教育の発展にとっても、韓国学研究の振興にとっても、重要な基礎調査となりますので、何とぞよろしくご協力をお願いする次第です。なお、ご協力いただいた方には心ばかりの謝礼としてQuo-cardをお送りいたします。
調査にご協力いただけるようでしたら、ご了承のお返事とともに以下の2点についてお答えください。お答えのプログラムに適した質問紙をワードファイルでお送りいたします。
アンケートへのご回答は、1月末日までにワードファイルのご返送にてお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
この度,多くの先生方のご協力を得て,上記の実情調査を進め,その中間報告をまとめました.こちらにアップロードいたしますので,ぜひご参照いただければ幸いです.その間の先生方のご協力に感謝申し上げます.(2020/04/18)
朝鮮語教育学会第84回例会(2020年6月14日にオンラインにて開催)において,中間報告を行いました.当日の発表に用いたレジュメを,以下に掲載しておきます.(2020年6月19日)
2020年度に入り,新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って,大学等における韓国語教育の現場は,オンライン授業への転換など非常に大きな影響を被っています.多くの制約がある中で,授業を担当される先生方は様々な方法で対処されたことと推察されます.多くの学校で前半の授業が終了したかと思われますが,後半にも似たような状況が続くことが予想されます.
そこで本分科会では,今年度前半の授業における各担当者の取り組みを記録し,共有するという目的で,「コロナ禍における韓国語教育の実情調査」を企画いたしました.つきましては,以下のリンクからアンケート回答フォームにお進みいただき,調査にご協力いただければ幸いです.
ご回答いただく際には,以下の点にご注意ください:
回答は2020年9月16日(水)18:00まで,とさせていただきます.多くの皆様のご協力をお願いいたします.(2020年8月31日)
回答を締め切りました.多くのご協力を賜り,誠にありがとうございました.結果を整理したものを,9/27の85回例会にて発表する予定です.(2020年9月20日)
遅くなりましたが,第85回例会での発表に用いたレジュメを,以下に掲載しておきます.(2021年6月20日)
朝鮮語教育学会第87回例会(2021年6月20日にオンラインにて開催)において,2020年度の調査結果に関する報告(速報)を行いました.当日の発表に用いたレジュメを,以下に掲載しておきます.(2021年6月20日)