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活動記録(2011年・2012年)


第49回例会 2011年03月27日(日)

◎時刻:13時~17時
◎会員総会

◎話題提供1:松崎真日 「現代朝鮮語テキストにおける指示詞の使い分けについて」
朝鮮語の書き言葉における指示詞の使い分けについて考えたい。
従来、朝鮮語の指示詞の使い分けについては話し言葉中心に研究が進められてきた。
しかし、書き言葉では‘?’が使用されないことをはじめ、指示対象が基本的に先行
文脈に存在すること、指示対象との物理的距離や心的距離では説明できない部分が多
いこと等、先行研究では説明できない部分が多い。朝鮮語の書き言葉における指示詞
の使い分けについて、新聞の社説を例に考えてみたい。

◎話題提供2:内山政春 「朝鮮語のいわゆる「ていねいさをあらわす-요」について」
朝鮮語の標題の形式について,野間秀樹氏は論文
「現代朝鮮語の丁寧化のマーカー”-yo/-iyo”について」(『朝鮮学報』199・200,2006年)
などにおいて,次の2つの点,すなわち

・子音で終わる名詞などのあとでは「-iyo」と書くべき
・ここで言う-yoとヘヨ体の-yoは別のもの

を主張し,現在,日本国内ではこれらがいわば「定説」となっている観がある.
本発表では,同氏の論文を具体的に検討することにより,上の2つの主張に疑問を
呈したいと考える.

◎会場:同志社大学寒梅館(地下A会議室)
午前中の分科会は6A会議室(スクリーンあり),2A会議室,2B会議室,2C会議室

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第50回例会 2011年06月12日(日)

◎時刻:13時~17時
◎会計報告

◎話題提供1:須賀井義教(近畿大学 総合社会学部)
 「MeCab(めかぶ)を用いた現代韓国語の形態素解析」
 現代韓国語の形態素解析については,国立国語院の開発した「知能型形態素解析器」などがよく知られているが,これらのプログラムでは利用者が結果の出力などを設定することができないなど,いくつかの問題点があると考えられる.本発表でこうした問題を解消するため,フリーウェアの形態素解析エンジンであるMeCab(めかぶ)を利用した形態素解析の方法を提案する.MeCabは様々なプログラミング言語から利用することができ,ウェブページからも利用することが可能である.本発表では,形態素解析のための辞書構築,韓国語教育への応用などについて検討する.

◎話題提供2:金倫嬉(大阪大学言語文化研究科 後期博士課程)
 「韓国語の前置き表現について―後続する発話内容を中心に―」
 韓国語会話における前置き表現にどのようなものがあるのかを明らかにするとともに、後続する発話内容、例えば、依頼や断りを表明する際などに使用される前置き表現の特徴を考察した。その結果、韓国語会話では、日本語の「すみませんが」「失礼ですが」のような定型化表現よりも多様な前置き表現が使用されていることが明らかになった。これらの結果を踏まえて、韓国語教材づくり、韓国語教育への応用などについて検討したい。

◎会場:京都女子大学J校舎 224教室
 (京都市東山区渋谷通り東大路東入る3丁目上馬町544)
午前中の分科会は201、202、301、302教室、501会議室
◎会場の住所や地図などは下記のサイトをご覧ください。
 アクセス; http://www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html
 ● J校舎は大学正門(プリンセスライン<京都駅八条口発>の終点)から少し離れています。
 以下の地図をご参照ください。
   http://www.kyoto-wu.ac.jp/student/campus/map/index.html 
 J校舎周辺には駐車場・駐輪場の設備がありません。できるだけ公共の交通をご利用ください。
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